ミクロモザイクとの出会いと作品に込める想い

ストーリー

ハンドメイドイベントでガラスアクセサリーを販売していた私に
ひとりのご婦人が「ハンドメイドなんてゴミよ」と
辛辣な言葉を投げられました。
悔しかったけれど自分が大切にしている事の一つ、
「ずっと使い続けられる物作り」に対しての妥協を見抜かれた
言葉だったとその時に受け止めました。

ずっと使い続けて頂ける物って何だろう

自分がこれから本気で打ち込める事はあるのだろうか

と思いながら出掛けた蚤の市。
雑多に置かれたブロカントの中、小さなブローチに目が止まりました。
色鮮やかで可愛くて溢れ出る大切に守ってあげたいという気持ち。
ブローチを見れば見る程巧みな技術に魅了され、無謀にも作りたいと思ってしまいました。

しかしどこを探してもミクロモザイクの作り方は見つけられませんでした。

諦めかけていた時に海津屋・なか野先生を知り、すぐに教室に通いました。
初めて作ったペンダントは嬉しくて教室から帰る車で信号待ちの度に
可愛い可愛いと手に取っては眺めていた事を鮮明に覚えています。
のちに講師の資格を取得、2019年晩秋に念願だったイタリアの
モザイクアートスクールでの研修を受ける事ができました。

ところが「さて作るぞ」と気合を入れたと同時にコロナウィルスが世界を襲いました。
イベントや展示会などは中止になり、目標のない色褪せた毎日。
作ろうと思っても全く手が動かない。
私は本当にミクロモザイクが好きなの?
どんなミクロモザイクが作りたいの?
と自問自答すると

『初めて出会ったヴィンテージのブローチが作りたい。
あんなブローチが作りたくて始めた。』でした。

それは私はヴィンテージのジュエリーを身に付ける事は
過ぎた時の流れが重すぎると感じ
コレクションで眺めるのは好きだけど身に付けられないからです。

ヴィンテージ好きで、可愛い素敵と思っても身につけられない方へ
『気軽に身に付けられる新しいヴィンテージ』をテーマに
あなたから歴史を始めるジュエリーを作ろうと決めました。

いつまでも使い続けて頂けるタイムレスなデザイン、材質で制作。
受け継ぐジュエリー、家族を守り幸運を運ぶ
“ビジュー・ド・ファミーユ“になれば幸せだと思います。
世代を繋ぐ架け橋となり
「あなたの歴史と共に受け継ぐジュエリー」をお届けします。

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長く華麗な歴史を持つミクロモザイク。
本場イタリアでもこれほどミクロモザイク全般に渡り学べる所はありません。

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